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利用規約

1. 定義

本書および本書の各付属文書で使用される以下の用語は、下記に定義された意味を有するものとする:(a)「SimulTrans」とは、カリフォルニア州法に基づいて設立された有限責任会社SimulTrans社と、その役員、取締役、出資者、管財人、社員、代理人、代表者、コンサルタント、翻訳者、通訳者、子会社、国内と海外の事務所、および他の系列企業を意味するものとする;(b)「サービス」とは、SimulTransが提供する国際化、ローカライズ、翻訳、テスト、ソフトウェアエンジニアリング、デスクトップパブリッシング、印字、コンサルティング、ボイスオーバー、通訳、および関連する言語関連サービスまたは技術的サービスを意味するものとする;(c)「サービスインクリメント」とは、オンライン ヘルプ システム、ユーザインターフェイス、または他のサービス成果物の構成要素など、プロジェクトに関わる単一のソフトウェア データ ファイルを意味するものとする;(d)「依頼者」とは、SimulTransからのサービスを依頼する、受け取る、および/またはそれに対する支払いを行う当事者を意味するものとする;(e)「契約」とは、参照することにより本書に組み込まれる、SimulTransが提出またはここに添付する本別紙、提案、見積書、予定表、変更指示、料金表、料金体系、またはサービス成果物を意味するものとする。

2.支払条件

SimulTransの提案の「料金に関係する注記」部分に別段の定めがある場合を除き、依頼者のSimulTransへの支払条件は以下の通りとする。SimulTransがサービスの提供を開始する前に総額の50%、依頼者へのサービス提供契約で規定される期間の半分が経過した日に、契約に基づく残りの分割払い額の25%、および依頼人への最終サービス納入日から30日以内に最後の25%をそれぞれ支払うものとする。依頼人が原文を変更したこと、依頼人の側のレビューが予定通り完了しないこと、またはこれらに限定されない依頼人の側の何らかの理由で、サービスを予定通り納入するSimulTransの能力が大幅に遅延した場合であっても、依頼人は契約で定められた予定表で規定されている最終納品日から30日以内に、契約に基づいてSimulTransに残りの分割払い分を支払うものとする。SimulTransの請求書に記載される日付の時点で30日以上が経過した勘定は滞納とみなされ、1か月当たり1.5%(年間18%)の追加料金が課されるものとする。支払期限が来ても支払いが不履行になる場合、SimulTransは自己の裁量で全額の支払いを受領するまで、すべてのサービスを一時停止し、当該サービスに関連して完了済みまたは進行中の資料の納品を保留することができる。弁護士費用および裁判費用を含むすべての回収費用は依頼人が負担するものとする。本契約で言及されるすべての費用および合計額は、いかなる種類の税金または控除も含まず、米国通貨建てで指定され、支払われる。依頼人は、売上税、利用税、およびその他のすべての税金やサービスに関連する費用を支払う責任を負う。口頭または書面で、SimulTransのサービスの開始が承認されてから3か月を超えて依頼人がサービス依頼を解約または延期する場合、そのサービス依頼には以下のいずれか高いほうの解約料が適用されるものとする。(a) SimulTransが概算するサービス総額の50%、または (b) サービスの総額に対して、解約以前にSimulTransにより提供されたサービスが占める割合として計算される金額に加えて総額の10%。

3.料金の概算

料金の概算と作業スケジュールは、SimulTransによるサービスの開始前に原文が完成した状態ですべて揃っていること、および依頼人からSimulTransへの原文の納入が継続し、中断されないことを前提としている。依頼人が受諾すべきと想定される実際にかかる費用は、依頼人がそれに反する具体的な条項を事前に定めている場合を除き、以下に定義される「特別な事情」の結果として、あるいは言語、納期、サービスの目的、証明書申請、または依頼人による元の仕様書の修正に関連して特別な要件が生じた結果として、料金の概算とは異なる場合がある。

4.履行と承認

SimulTransが納入または履行したサービスに関する質問または意見は、SimulTransから依頼人へのサービスの納入または履行から7日以内に依頼人からSimulTransに提出するものとする。SimulTransは、上述の期間中に依頼人がSimulTransに通知しなかったサービスに関する誤り、不備、遅延、その他の問題を訂正する義務を負わないものとする。サービスに関する誤り、不備、遅延、その他の問題が発生してSimulTransが依頼人から期間内に通知を受けた場合、SimulTrans単独の責任において、依頼人が追加料金を支払うことなく、相互に合意した期間内にサービス成果物を見直すものとする。その際、SimulTransが必要と考える範囲で、および該当する概算または提案で規定された元の依頼内容が変更されたことによる結果ではない範囲で、修正を行う義務を負うものとする。SimulTransが依頼人から、上述の期間内に元のまたは訂正された翻訳に関する誤り、不備、遅延、またはその他の問題に関する通知を受けなかった場合、すべてのサービスは上述の期間終了時に依頼人が承認し受け入れたとみなされるものとする。

5.特別な事情

「特別な事情」とは、(a)SimulTransが用意したものではない翻訳メモリ、用語集、または過去の翻訳を使用するプロジェクト、(b)SimulTransがまだ動作を検証していないローカライズされたソフトウェアを使用するプロジェクト、(c)サービスの過程で国際化が不十分と判断されたソフトウェアを使用するプロジェクト、または(d)依頼人が契約規定に従ってサービスの進捗を早めるよう依頼したプロジェクト、を意味するものとする。特別な事情の下で提供されるサービスに関しては、SimulTransが提供したサービスに対して依頼人が何らかの理由で満足しない場合でも、SimulTransは修正、訂正、代替サービスの提供を行う義務を負わないものとする。依頼人は、特別な事情の下で依頼されるサービスに関連して修正、訂正、または代替サービスを依頼するかどうかに関わらず、当該サービスに対して全額を支払う義務を負うものとする。特別な事情の下で履行されるサービスと、あまり一般的ではない言語が関係するサービスの依頼に関してのみ、SimulTransは依頼人に通知することで、依頼されたサービス完了前のいかなる時点でも、何らかの理由で本契約を終了することを選択できる。その際SimulTransは一切の責任を負わない。本条項に基づく終了は、契約違反とはみなされないものとする。

6.依頼人の義務

依頼人は、SimulTransによるサービス履行前および履行中の、SimulTransへの以下の提供を含むがそれに限定されない、SimulTransがサービス履行のために要求するすべての合理的な支援を予定通り提供するものとする:(a)判読可能および明瞭な原文、(b)依頼人の業界で専門知識を持つ、各ターゲット言語の高い教育を受けたネイティブスピーカーがサービス成果物を定期的かつ迅速にレビューおよび助言すること、(c)翻訳またはローカライズする原文を理解して説明できる、ソース言語の高い教育を受けたネイティブスピーカーによる助言、(d)原文に含まれる、企業、製品、その他の専門用語に関する依頼人の要望を反映する用語を含む、ソース言語とターゲット言語の用語集とそれに関係する用語サポート資料、(e)翻訳の文体および手法に関する依頼人の要望を説明する文書化されたガイドライン、(f)SimulTransのサービス履行に影響を与えるセットアップ環境、テスト計画、コンパイル要件、機能性、その他の技術的仕様書を理解し、説明できるエンジニアまたは他の技術要員が助言を与えること、(g)ソフトウェアの試験、リサイズ、コンパイルなどの該当するエンジニアリングおよび品質保証プロセスに関するガイドラインまたは仕様書、(h)SimulTransがネイティブスピーカーの助言に従い、また依頼人が提供する助言に従ってサービス成果物を修正する十分な時間、(i)依頼人が元の仕様書を変更した場合を含む、SimulTransがサービス成果物を修正する十分な時間、および(j)サービスに関連する漸進的および包括的な品質保証のレビューと承認のサイクル。

7.通知

本契約に関係する通知はすべて英語で提供され、以下のいずれかが満たされれば十分とみなされるものとする。(a)個人的に送付される、(b)翌日配達サービス(24時間)で送付される、(c)米国郵便、書留郵便または配達証明郵便、受取証明付郵便、郵便料金前払い郵便で送付される、または(d)依頼人とSimulTransとの間で直接FAX機で送信され、確認用ハードコピーで事後確認を受ける。通知は、個人的に送付を受けた日、納付書または受取証明付郵便に示される実際の受領日(または受領が拒否された日)、またはSimulTransがFAXの送信/受領確認報告書に示す日付において受領されたとみなされるものとする。SimulTransへの通知はSimulTransのCEO宛てにし、依頼者にサービスを提供するSimulTransの担当ゼネラルマネージャにコピーを送付するものとする。米国配達証明郵便または受取証明付郵便で送付される通知は、投函日から7営業日目に受領されたものとみなされる。

8.機密情報

両当事者は、他の当事者に属する、サービスに関連して非所有当事者がアクセスできる情報、知るに至る情報、または所持するに至る情報が不正に開示または利用されるのを防ぐ目的で、当該情報を機密情報として取り扱い、すべての合理的な予防策を取るものとする。

9.不可抗力

SimulTransは、天災、依頼人の行為または不作為、民間当局または軍当局による行為、ストライキまたはその他の労働争議、地震、法律上の要件または同様の原因、配達の遅延、機械の故障、委託業者が依頼されたサービスを予定通りに履行または納入しないことを含むがそれに限定されない、不可抗力を原因とする遅延または不履行の責任を負わないものとする。

10.人員の勧誘の禁止

依頼者もその系列企業も、本契約期間中またはSimulTransの役員の書面による事前の同意なく、契約終了から2年以内に、SimulTransの社員、代理人、独立した請負業者、その他の系列企業がSimulTransのために業務を行うのをやめて依頼人またはそのいずれかの系列企業のために業務を行うよう勧誘してはならず、勧誘を試みてもならない。依頼人が、SimulTransの社員、代理人、独立した請負業者、または他の系列企業を、SimulTransの役員の許可の有無を問わず雇用するか関与させる場合、依頼人はSimulTransに対し、雇用または関与の最初の日から30日以内に1年目の総補償費(系列企業の給与に加え賞与などの変動報酬と定義される)の33%に当たる手数料を支払うことに同意するものとする。

11.保証

SimulTransは、サービスを履行するにあたり、翻訳および/またはローカライズ業界で慣習とみなされる注意義務を払うために合理的な注意を払うものとする。SimulTransは、明示的または黙示的な商品性の保証または特定目的との適合性を含むがこれらに限定されない、本契約に基づいて提供されるサービスに関する他のすべての表明または保証を明示的に否認する。SimulTransは、賠償請求、損害、または支出がSimulTransの重大な過失または意図的な不正行為によって直接的に引き起こされたのではない限り、依頼人または第三者が引き起こすまたは被る賠償請求、損害、または支出の責任を一切負わないものとする。SimulTransは、いかなる場合にも依頼人または第三者に対して特別、偶発的、例示的、直接的、懲罰的、または間接的な損害、支出、または損失の責任を負わないものとする。SimulTransは、特別な事情で依頼人が依頼したサービスに関する誤り、不備、遅延、履行の不履行、またはその他の問題に対する保証をしないものとし、依頼人がその責任を負うものとする。依頼人およびSimulTransは、SimulTransが本契約に基づく義務に深刻な形で違反する場合、または本契約やサービスに起因して、またはそれに関連して責任がSimulTransに課される場合、実際の損害を修復するのは非現実的であり、極めて困難であることに同意する。依頼人およびSimulTransは、前述の理由でSimulTransが支払う合計額および提供される唯一の救済策は、当該サービスインクリメントに対して依頼人が過去に支払った額を超えないことに同意する。依頼人がSimulTransにさらに大きな有限責任を負うことを望む場合、依頼人はSimulTransに追加額を支払って保険特約を調達することでSimulTransから現在よりも高い限度額を取得できるが、現在よりも高い限度額および追加額を定める当該保険特約を本契約に添付するものとし、この追加義務においてはいかなる場合もSimulTransを保険者と解釈しないものとする。SimulTransは、本契約で依頼人に関して独立した請負業者とみなされるものとする。SimulTransは、本契約に起因して、またはそれに関連して第三者に対する契約上またはその他の義務を負わないものとする。本契約でそれに反する内容が明示的に規定される場合を除き、依頼人または第三者が履行する、あるいは依頼人または第三者のために履行される救済、訂正、差し替えサービスに対してSimulTransは支払い義務を負わないものとする。

12.補償

依頼人は、原文またはサービスに関して、賠償請求または名誉棄損訴訟、誹謗中傷、盗作、著作権侵害、制定法または一般法の違反、いかなる国の人物または組織の特許発明、意匠、商標、標章、プライバシーまたは所有権または個人の権利の侵害を含むがそれに限定されない何らかの理由でSimulTransに対して訴えられる可能性のある賠償請求、要求、法的措置、訴訟などあらゆる形で生じる一部またはすべての損失、費用、支出(弁護士費用を含む)、責任、または損害から、SimulTransを弁護、保護、補償、および免責するものとする。本条に基づいて弁護および補償の資格を得るには、SimulTransは(i)そのような主張を示す書面による通知を依頼人に提供する必要があり、(ii)依頼人が弁護およびそれに関連するすべての調停交渉を行うことを許可する必要があり、(iii)弁護およびそれに関連するすべての調停交渉で依頼人と十分に協力する必要がある。

13.終了

一方の当事者は、他方の当事者が利用規約のいずれかの条項を遵守せず、当該不履行が書面による通知から14日以内に解消されない場合、あるいは破産、債権者のための一括譲渡、一方の当事者の解散または清算が生じた場合、書面による通知によって本契約を終了することができる。その際、本契約に基づいて支払うべきすべての金額は直ちに支払期限を迎え、返金は行われないものとする。

14.仲裁

本契約に起因する、または関連する紛争または賠償請求、あるいは本契約の違反は、アメリカ仲裁協会の商業仲裁規則、および管轄権を持つ裁判所において介入する可能性のある仲裁人が出す裁定上の判決に従い、カリフォルニア州サンフランシスコでの仲裁によって解決するものとする。仲裁人は1名とし、カリフォルニア州法が適用されるものとする。仲裁人は、外国語翻訳またはローカライズに精通した人物で構成される委員会の中から選任されるものとする。仲裁人は、仲裁のために提出された事項に関する知識を持つ専門家や所轄官庁と協議する権利を有するものとするが、当該協議は、反対尋問に参加するすべての権利を持つ両当事者が出席する場合にのみ行われるものとする。勝訴当事者(仲裁人または場合によっては所轄官庁の裁判所が判断する)は、相手方当事者から裁定費用に加え、事務費用、その他の手数料、費用を含む本契約の回収または履行にかかるその他の費用に対する払い戻しを受けるものとする。

15.後継者

本契約は、各当事者の後継者および法的代表者の利益のために拘束力を持ち、効力が生じるものとする。上記に関わらず、本契約で規定される場合を除き、いずれの当事者も相手方当事者の書面による事前の同意を得ずに本契約を譲渡してはならない。依頼人は、SimulTransが、本契約に基づき提供されるサービスの一部またはすべてをSimulTransの親会社、子会社、事業部、独立した請負業者、または系列企業を介して履行する権利を有することに同意するものとする。

16.権利放棄

本契約のいかなる条項に基づく違反に対する権利放棄も、本契約の同じ条項または他の条項に対する以前に発生した、同時に発生する、または今後発生する違反に関する権利放棄とはみなされないものとする。

17.契約分離性

本契約の条項は分離可能であり、1つまたはそれ以上の条項が無効あるいは履行不能であると判明した場合、当該条項は分離され、本契約の残りの条項は効力を持つものとする。

18.完全合意

本契約には、ここに記された事項に関する当事者の完全合意が含まれるものとする。本契約は、ここに記された事項に関して当事者間で事前に行われたすべての口頭および書面による合意、交渉、理解、誓約、および慣行に取って代わるものである。両当事者の正当に権限を与えられた代表者が書面に署名する場合を除き、本契約を改定または修正することはできないものとする。依頼人は、SimulTransにサービスを履行するよう依頼または認可した時点で、本契約に定められる利用規約すべてを無条件で受け入れたとみなされるものとする。本契約の前または後あるいは本契約と同時に依頼人がSimulTransに提出するサービス注文書、発注書、またはサービス依頼書に本契約と相反する条項が定められている場合、本契約に定められた利用規約がそれらの相反する条項に明確に取って代わるものとする。本文書の条件と、SimulTransが提出または本文書に添付する提案、概算見積書、予定表、変更指示、料金表、料金体系、またはサービス成果物に矛盾がある場合、本契約に定められる条件が優先されるものとする。すべての見出しは参照だけを目的としており、いかなる条項の意味の定義または解釈にも使用されないものとする。履行される場所に関わりなく、本契約は法の抵触の原則に影響を与えることなく、米国カリフォルニア州の法律に準拠し、同法に基づいて解釈されるものとする。