翻訳対象のファイル一式をまとめたローカリゼーションキットを作成する際に、インターネットからファイルをダウンロードしたり、ブラウザからソフトウェアファイルを保存したりする人が多いのですが、 サーバーサイドスクリプト(ASP、JSP、PHP、ColdFusionなど)を用いて構築されたWebサイトを翻訳する場合、この方法では残念な結果に終わることが少なくありません。サーバー上にあるファイルを収集して不足のないローカリゼーションキットを作成し、すべてのソースコードとデータベース内のテキストがキットに含まれていることを確認する必要があります。
ASP(Active Server Pages)やJSP(Java Server Pages)、ColdFusion、PHPといったスクリプトは、サーバー上のソフトウェアを使用してユーザーが目にするページを生成します。ブラウザに表示されるページは、多くの場合、ソースファイル内の一部のテキストとデータベースのコンテンツを組み合わせて動的に作成されたドキュメントです。
サーバーサイドスクリプトをターゲット言語で使用するために必要なコンテンツを完全にローカライズするには、特定のブラウザセッション向けにコンパイルされたファイルではなく、サーバーのディレクトリツリーから直接取得したソースファイルを用意する必要があります。ソースファイルとは、スクリプトファイル(ASP、JSP、ColdFusion、PHP)やコンテンツデータベース(Oracle、SQL、Accessなど)、ローカライズが必要なグラフィックファイルなどのことです。
WordPress やHubSpotのマーケティングプラットフォームをご利用の場合は、サイトをSimulTransに接続することで翻訳プロセスを自動化することも可能です。
適切なファイルに加えて、以下のような参考情報をローカリゼーションキットに追加しておくと、役立つことがよくあります。
Webサイトのローカライズを予定されている場合は、お気軽にお問い合わせください。競争力のある価格で、専門的なサービスをご提供いたします。
この記事は2012年8月に初掲載された記事を更新したものです。